日本人あるある in ベトナム
我が社は日系企業
でも日本人は社長とわたしだけ
この2人が時々とんでもないドジを踏む
それは日本で慣れ親しんだ習慣ゆえ仕方のないことなのだが、そのせいで毎回周囲のベトナム人に多大な迷惑をかけている
■「日本人あるある」その①、サイン(署名)編
ベトナムにはハンコを使う習慣がないので、書類にはもっぱらサインをする
ただ慣れないうちはこれが結構大変
例えば、わたしの場合、時に姓名、時に下の名前だけを書く。要するに気分次第で適当にサインする
そうすると、金融機関などで「登録した時と同じサインをして下さい」と言われた際、「あれっ、どっちのサインで登録したっけ??」となる
そんな時、決まってベトナム人たちには「ええっ、覚えてないの??」と呆れられる
最悪の場合、“サインが正しくない”と書類を突き返され、ベトナム人社員たちは会社と金融機関を何度も往復する羽目になる
ある時など、“サインは合ってるけど、ボールペンの色が黒なので書き直してください”と言われた。ベトナムでは正式な書類には青インクを使うのだそうだ
■「日本人あるある」その② 銀行の暗証番号
その際、銀行カード(現金引き出しと決済ができる)で支払おうとしたのだが、なぜか4桁の数字を入れても暗証番号エラーとなる
結局、現金の持ち合わせが無かったわたしは、同僚から借金する羽目に
さて、銀行カードだが、その日から覚えがある4桁の番号を(数日にわたって)試してみたが全てダメ
結局、カードそのものに問題があるのかもと、ベトナム人の同僚と一緒に銀行へ行って、窓口で調べてもらうことに
銀行員に身振り手部でを交えて事情を説明している内に、ふと頭をよぎったのが「あれっ、本当に4桁だったっけ・・」という疑問
そう!わたしが口座を持つ銀行では、カード決済する場合の暗証番号は6桁なのだ!!
ある時期までは覚えていたが、いつの間にかそれが4桁に置き換わってしまっていた
この話を聞いたベトナム人所長が、「そういえば、こないだ社長も4桁の番号を入れてトラブってましたよ」と苦笑いした
社長はアラカン、わたしはアラフィフだが、決して“老害”などではない
これは、あくまで“長く培った習慣”のせいなのだ!!