テト休み最後の日

今日は2月6日(日)。テト(旧正月)休み最後の日である

 

外の気温は摂氏14度で、朝からずっと冷たい雨が降っている

 

わたしの実感ではあるが、湿気が多いハノイでは寒さの体感温度は実際の気温より5度ほど低いような気がする

 

しかも日本とはどこか別物の“寒さ”ゆえ、結構、体に応える

 

もちろん暖房なしではやっていけず、家にいるときはずっと電気ヒーターをつけている

 

今日もそう。晴れていたら、バイクを飛ばして買い物に行こうかと思っていたのだが、雨が止む気配も無いのであきらめた。外出せず、本を読んだり、アメブロの記事を書いたり、デザインの勉強したりして暇つぶしじゃ

 

しかしそんな引きこもり生活も、今日でおしまい。明日からはいよいよ出勤

 

来週は我が社の社長が急きょハノイ入りする。以前はものすごく面倒な申請手続きや入国後7日間の隔離が必要だったが、ベトナム政府が方針を変えたおかげで、レジデンスカードを持っている人に限り、書類上の手続きは一切ナシ、隔離も自宅で3日間となった

 

ハノイはここしばらく毎日3,000人ほどの新規感染者を出しているが、withコロナ政策に沿った新基準により、市内のほぼすべてがグリーンゾーン(安全地帯)に区分された

 

また、4月頃から外国人観光客を受け入れることが正式に決定。一気に大勢の外国人を入国させるわけではないと思うが、政府主導でそのための準備が着々と進められている

 

もちろん、ベトナム政府のやることを何でも手放しで称賛するつもりはない。例えば、ハノイの感染者数がなぜかずっと3,000人に届かないギリギリのところで止まっているというのは怪しい。まるで誰かが3,000人を越えないよう数字を操作しているかのようだ

 

でも政府が明確な政策を掲げて、それに対する情報収集や調査をもとに、物事をぐいぐい進めていく(多少強引とも思える)この国にやり方に共感してしまうのはわたしだけだろうか

 

さて、コロナ禍でも主力のソフト開発では大した打撃も受けなかったわが社だが、新規事業は今まで何度も方向転換や挫折、計画の中断を迫られてきた。それでも諦めなかった甲斐あってか、ようやく機が熟し、ここ数カ月で大きな進展を見ることとなるであろう

 

我が社の社長もどちらかというと“ぐいぐい行く”タイプである。社員の意見には最後まで耳を傾け、必要であれば軌道修正を図る柔軟性を持ち合わせているが、納得が行かないまま押し切られることは決してない。熱い信念を持っていて、やりたいことは決してあきらめない。もちろん撤退を余儀なくされることもあるが、それがトラウマになって何もできなくなるタイプではない

 

振り返れば、テト前はそんな社長のおかげで大手企業と対等に渡り合うという大役を任された。アラフィフOL嬢にとっては実にワクワクする経験であった。今年も、長い人生の中で培った直感や交渉術を駆使して、会社のために新しい道を切り開いて行きたい

 

新規事業がどんなふうに展開していくか、“参謀長”である社長のハノイ入りが待ち遠しい

 

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「オマエはパイナップルか??」